フリーランスエンジニアは文字通りフリーで活動するエンジニアのことで、具体的には特定の企業に属さず、独立して仕事をこなす働き方のエンジニアを指します。
エンジニアにも様々なタイプがありますが、IT業界においては重宝される人材であって、様々な企業やプロジェクトを渡り歩く渡り鳥のような存在となります。
Webエンジニアがフリーランスでの働き方に適している
フリーランスの代表としてはシステムエンジニアやプログラマー、JavaScriptフリーランスエンジニア、WebエンジニアにWebデザイナーなどがあります。
特にWebエンジニアがフリーランスでの働き方に適しており、市場にあふれる案件数が豊富なことから、仕事を探しやすく選択肢が充実しています。
それとリモートで仕事がしやすいことから、テレワーク時代にマッチしているのもWebエンジニアが働きやすい理由の1つです。
現状でも人手不足が顕在化し始めているIT業界ですが、今後も不足する一方で深刻化する恐れがあります。
フリーランスエンジニアは年々高まる傾向ですから、IT業界に転向を考える人が増えているのも頷けますし、オンラインプログラミングスクールに人が集まっているのも納得です。
案件を獲得する力
このような状況ではありますが、フリーランスエンジニアにとって大切なのは案件を獲得する力です。
常に仕事を得ることができたり、舞い込んでくる状況にある人は、収入が安定して年収が500万円以上になります。
中には1000万円に到達する人も少なくないので、仕事を任せたいと思われる人物を目指すことが、独立して活躍する第一歩になるでしょう。
企業に属して年収のアップを目指すのは難しいですし、転職したからといって年収が上がる保証もないのが現実です。
しかし、フリーランスであれば仕事の獲得は自分次第ですから、工夫したり努力することで、より魅力的な仕事が得られる可能性が高まります。
ただし実力主義で実力が物を言いますから、楽に稼ごうとする姿勢ではライバルに案件を取られてしまったり、結局は安い仕事ばかりが選択肢に残ることになってしまいます。
安く買い叩かれないように注意することも大事
フリーランスエンジニアの世界はある意味で弱肉強食ですから、ニーズを理解して的確に応えることが必要になるでしょう。
重要なのは人材不足を補う価値の売り方をする戦略ですが、安く買い叩かれないように注意することも大事です。
仕事を得る方法としては、人づてに紹介してもらったりエージェントを活用すること、クラウドソーシングの利用が挙げられます。
人材を求める企業に直接アプローチして仕事をもらう、そういう能動的な活動も時には必要です。
黙っていても仕事が舞い込んでくる人は限られますし、それは相当な経歴と実績、存在感がなくては不可能です。
フリーランスエンジニアも信頼が命綱になるわけですから、信頼を損ねないように納期を守り、次も任せたいと思ってもらえる人物になることが基本です。
時間や場所の使い方が広がり選択肢が増える
短期間で独立して一人前になろうとしても、焦りが先に出てしまい能力以上の仕事をもらって無理をするのはNGです。
自分の能力を客観的に把握したり、納期を守れる仕事の取り方ができるようになるのも、フリーランスの務めです。
フリーランスエンジニアとして軌道に乗ると、高単価の案件が舞い込むようになり、収入アップを図ることができます。
それから企業に属さず自由に働けるので、時間や場所の使い方が広がり選択肢が増えます。
仕事を選ぶことが可能ですから、得意な案件を多くこなして実績を積み上げたり、逆に苦手な仕事にも取り組んで克服するといったことができます。
仕事を効率化して時間を作ることができれば、副業を持って新たな収入源を増やすのも夢ではないです。
人間関係が固定されない
人間関係が固定されないので、会社で長年にわたり人間関係を構築するのが性に合わない人に、フリーランスは向いている働き方だといえます。
時間の使い方の自由度が増しますから、家族と過ごす時間も増やせますし、育児をしながら働いたり介護にも対応できるようになるでしょう。
とはいえ急な病気や怪我をしても助けてもらえないので、自助努力や万が一の備えを自分で取り組む必要があります。
確定申告も自分で行わなくてはいけませんし、営業活動も自分でやらなくてはいけないです。
何より福利厚生がありませんから、健康管理や維持も自己責任でこれも仕事の一部となります。
これらのメリットとデメリットを天秤に掛けて目指したいと思った場合はまず、就職してスキルを磨き実績を増やすことをおすすめします。
まとめ
フリーランスは自由に名乗ることができますが、結局のところはスキルがないと務まりませんし、ましてや実績のない人に仕事を依頼したり任せる企業はあらわれないです。
つまり未経験者は就職して数年経験を積んでから、転職や独立を検討するのが合理的な判断となります。
独学で始めるのもありですが、現在の仕事をしながらオンラインプログラミングスクールで学ぶのも1つの方法ですし、副業でエンジニアを始めて実績を増やすのも良い方法です。
いずれにしても、いきなり独立するのは無謀ですから、一人でも仕事ができるようになってからフリーランスを目指すのが近道であり正解です。